横紋筋融解症-筋肉が溶けだす!?クロスフィットをする前に知っておきたいメラニー・ペースの場合とザリガニを食べて発症したHaff病の症例




横紋筋融解症は食べ物でも発症?ハフ病とは?過度な筋トレの事例や中国でザリガニを食べて発症したケースなど紹介

 

メラニー・ペースの症例

 

米フロリダ州オーランドに住む女性、メラニー・ペースさんはいつもの様に目を覚ましました。

 

 

しかし、違和感がありベッドから体を起こせず、腹筋に力が入りませんでした。転がるようにベッドから何とかおりますが、手足も力が入りにくいのです。

 

 

そして、なぜか腹部が腫れていました。

 

 

メラニー・ペースさんは、当時、2日に一回はジムに通う健康的な生活を送っていました。

 

 

はまっていたのがクロスフィット。

 

 

クロスフィットとは?

クロスフィットとは走る、飛ぶ、持ち上げる、押す日常生活をベースにした高い強度のエクササイズと言われています。

 

 

メラニー・ペースの仕事は雑誌のスタイリスト。体の調子は悪化。そしてトイレに行くと尿がコーラのようでした。

 

 

何とか家に帰りますが、突如体が動かなくなり家で倒れているところをルームメイトに発見され救急で運ばれました。

 

 

メラニー・ペースに一体何が?

メラニー・ペースに起きていたのは、横紋筋融解症(おうもんきんゆうかいしょう)という症状。

 

 

そして、検査の結果、毛中のミオグロビン クレアチンキナーゼの数値が異常に高くなっていることが分かりました。

 

 

横紋筋融解症とは

横紋筋融解症とは、何らかの形で筋肉を損傷し、筋肉の細胞が壊死し、その成分が血液中に流れ出る症状のこと。それが、腎臓の働きを阻害し、腎不全を引き起こす恐ろしい症状です。

 

 

横紋筋融解症 原因は?

メラニアのケースは過度なエクササイズが原因でした。重症だと死に至るケースもあるので注意が必要です。

 

 

なぜ運動で筋肉が壊死してしまうのでしょうか?

 

 

細胞の中の栄養をエネルギーに代える代謝が行われるときに、余計な老廃物が生まれます。その老廃物が水分を取り込み、細胞が肥大する状態になります。

 

 

筋肉細胞が肥大すると酸素の供給が減り、細胞同士が押し合う形がおこり細胞自体が壊れてしまう結果となっていますのです。

 

 

横紋筋融解症 食べのもでも発症??

中国香港ではここ数年ザリガニ料理がブームだそうです。横紋筋融解症にかかった女性に共通していたのがザリガニ料理でした。

 

 

ザリガニを調査しましたが、原因となるような菌は発見されていません。

 

 

実は、魚介類を食べたあと、原因不明の横紋筋融解症を発症するケースが世界各地で多発しているそうです。

 

 

発症例は主に淡水魚で最初の発症場所の地名をとって「Haff病」(ハフ病)と呼ばれています。

 

 

原因は解明されていませんが、この様な症例があることを覚えておいた方がよいですね。

 

 

治療法は?

生理食塩水や尿のアルカリ化を促す薬品を投与する治療を行います。

 

 

横紋筋融解症 まとめ

いかがでしたでしょうか。筋肉の限界を超え、筋肉を使うと横紋筋融解症という症状を引き起こすことがあります。

 

 

自分の限界を良く知り、無理をしないように運動することが大事ですね!

 

 

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