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カラーリング剤で顔が崩れる恐怖のアレルギー!ジアミンを含む白髪染めや染毛剤の危険性
2019年2月12日の仰天で染毛剤のアレルギーが紹介されていました。一体、どんなアレルギーなのでしょうか。
フランスで起こった事例
フランスに住む当時19歳エステル(Estelle)さんの事例をご紹介します。
美しい顔がわずか二日で見るも無残な腫れた顔になってしまいます。一体に何があったのでしょうか。
エステルは、パリに住む女子大生でした。イメチェンで髪の色を変えようと市販のカラーリング剤を購入し自宅でヘアカラーをしたそうです。
次の日、違和感を感じヘアカラーが原因かと思いましたが、事前のパッチテストもしていました。
その次の日、さらに顔に異変を感じ、鏡を見ると顔が凄いことになっていたそうです。二倍にも膨れ上がり、美しい顔が全くの別人の様になっていました。
すぐに救急車を呼びましたが、アナフィラキシーショック状態となっており、アドレナリンとステロイドの処置を受け一命を取り留めました
アレルギーの原因は?
検査の結果、エステルさんはジアミンアレルギーという事が分かりました。
ジアミン(パラフェニレンジアミン)は髪の染料として含まれている成分で、分子が細かく髪の内部まで浸透し色持ちが良いため、多くのカラーリング剤に使用されています。
この成分が皮膚に触れ、エステルさんはアレルギー性接触皮膚炎を引き起こしてしまったのです。重度のかぶれの様な症状でした。
しかし、エステルさんはパッチテストをしていました。
パッチテスト
エステルさんは、パッチテストもちゃんとしたのにどうしてでしょうか。
実は、この方法が誤っていたのです。エステルさんはパッチテスト開始から30分ほどで終え、すぐに髪染めを始めてしまいました。
ジアミンのアレルギー反応は遅発性で現れることがあり、おおよそ24時間から72時間で症状が現れるというのです。
エステルさんの場合も、アレルギー症状が出たのは染めてから二日後の事でした。
説明書にも下記の様に記されていました。
アレルギー反応はある日突然に起こることから、毎回必ず、染毛の48時間前から実施する必要があります。テスト部位の観察は、テスト塗布後の30分ぐらいおよび48時間後の2回行う必要があります。
エステルさんは顔の腫れがひくまで随分時間がかかったそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。身近なところにこんな危険が潜んでいると思うと気軽にカラーリング剤を使用できなくなりますね。
パッチテストも安易にしてしまいがちですが、説明書はよく読まないといけません。